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2024年8月 6日 (火)

台湾環島の旅 2日目(12) 福井食堂

台湾環島の旅 2日目、その12です。(2024.7.6)

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彰化から15:54の區間車に乗って社頭(シャートウ)に来ました。
なんでこの駅で下車したのか。
鉄道ファンには有名な福井食堂を訪れるためでした。今日6つめの目的です。

 

 

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高いヤシの木3本が目印のこの建物は、台湾織襪文物館。この付近は靴下の生産が盛んで、この建物は靴下の博物館になっています。事前に知っていればちょっと覗いていったのですが、訪れた時は何だろうこの建物と思いつつ、今日は福井食堂に行くことが目的だからとスルーしました。

 

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駅前通りを真っ直ぐ進み、最初の交差点で右手を見ると不気味な黒雲が迫ってました。最初山並みかと思ったのですが雲でした。ゲリラ豪雨でも来るのかな。

 

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更に真っ直ぐ進み、踏切の警報機が左手に見えたら、そこが福井食堂です。駅から歩いて5分ぐらいかな。

 

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これが福井食堂(フージンシータァン)。日本の福井と同じ字なので親近感を覚えます。

 

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更に鉄道文物館を名乗っています。店構えも鉄道に溢れてます。駅名標、時計、車両のドアに似せた入口。鉄道ファンの心をくすぐります。祐天寺のナイアガラか、千駄木のせとうちか。

 

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休息中の札が出ていたので、営業開始まで写真をパチパチ撮っていたのですが、夕方の営業時間の16:30を過ぎても一向に営業中にならない。しばらくすると店の方が顔を出してくれて手招き。

 

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店内に入れてもらいました。店内の雰囲気にも興奮しながら、昼も食べてないので何食べようかなと思いつつメニューが来るのを待っていたのですが、一向に持ってくる様子はありません。

 

座って話をしていた2人の男性が近付いてきました。

【ここからは翻訳ソフトでお互い会話】

「今は夜はやってないのです。」(私、驚愕)

「折角来たので、鉄道コレクションを見せて頂けますか?」

その言葉を待っていたかのように、男性2人は私を2階へ案内してくれました。

 

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2階に上がると、沢山の鉄道関係の物品の数々。

 

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オーナーの陳さんのお父さんは台鉄の鉄道員だったとのこと。そのような説明を受けて、「何を見たいですか」と聞かれたので、「切符を見たいです」と言うといろいろ出してきてくれました。

 

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中央のガラステーブルには、全駅の硬券切符が並べられてました。

 

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こちら、阿里山森林鐵路の切符。軍で印刷されているのは軍人用の切符なのでしょうか。

 

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こちら、臺灣鐵路局の切符。今は無き貴重な寝台列車の切符(中央の白っぽい切符)も見せてもらいました。

「今は寝台列車は走ってないですよね?」

「距離が短いから需要がないんですよね~」(台湾は九州と同じぐらいの大きさ)

それから、日本の友人からもらったと上信電鉄の硬券を出してきてくれました。(お~、これなら私も持ってる)

私も秩父鉄道とか大井川鉄道の切符を持ってくれば良かったなあと後悔。

色々見せて頂いたお礼に、カバンに付けていた宮原駅の駅名標キーホルダーをお渡ししました。

 

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30分ぐらい居たでしょうか。最後に、1Fのカウンターで陳さんとここで記念撮影。

外は先程の黒雲がやってきたようで雨が降ってました。駅まで?と聞かれたので、電車に乗りますと言ったら、駅まで車で送ってくれました。(これは大変助かりました)

翻訳ソフト越しでなかなか会話が通じない場面もありましたが、楽しいひとときを過ごすことができました。ありがとうございました。

 

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社頭車站に戻ってきました。

 

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駅まで送って頂いたので予定より1本早い17:34の區間快車に乗ることができました。EMU900型は初乗車。韓国製車両です。

 

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ドア上の案内表示。現在駅が黄色で表示され、前後の駅が示されてます。

 

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ドアが開いた時はこのようにドアが開いて出ていく動画が表示されます。手を挙げているようで、何か逃げていくようにしか見えません。

 

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車内座席配置。ロングシートとクロスシートがこんな配置になってます。

 

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EMU800型もそうでしたが、EMU900型も自転車を載せることができるようになってます。

 

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雨も小降りになり太陽の光が見えるようになってきました。

 

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18:28嘉義(ジャーイー)に到着しました。今日は、嘉義に宿泊します。

(つづく)

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